天使の梯子

ゴールドコーストの日常




空の雲と雲の間から地上に向かって光の筋が見える。


それを天使の梯子と呼ぶんだ。


あの光の梯子を使って、天国から天使が降りてくるんだって。

と小学生の頃友達が高台から見える富士山の方面を指差して教えてくれた。






その日から天使の梯子が見えるとなんだかとても幸せな気持ちになる。




ゴールドコーストは最近また雨続きで1日に何度も降ったり止んだりを繰り返している。


少し憂鬱になる暗く低い雲の隙間からたまに青空が見え始めると、

日本で見るよりも眩しい太陽が沢山の天使の梯子を降ろしてくれる。



そして今日はそこに虹がかかった。



とても美しい空だった。




8000km離れた日本でも昨日は雨が降っていたと母から電話で聞いた。

離れているはずなのに天気が同じだけでいつもよりも近くにいるような気がした。



天使の梯子の話は多分もう20年以上前の事なんだけど、

何故かそのシーンその日のことを今でも鮮明に覚えてる。



あまりにも純粋で美しい記憶だからなのかもしれない。




仲良かったあの子は何しているだろう。
みんな元気かな。
雨雲の隙間から
天使の梯子を今でも見ているのだろうか。



疲れ切った身体を雨が上がり、強い日差しと強く吹く風に乾かされた夕方のビーチに投げ出して

そんなことを思っていた。




会いたいわけじゃないけど、たまに誰かを思うことは大切だなと思う。



そんなことを思ったのは3月11日だからなのかな。

東日本大震災の記憶は忘れてはいけない
思い、願う





海に向かって祈る。



東日本大震災で犠牲になられた皆様のご冥福をお祈り申し上げます。

天使の梯子が日本にも降りますように。
R.I.P


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