いただきますをちゃんと言おう

ゴールドコーストの日常

あっという間にカブルチャーに来て1週間になる。

朝6時50分に畑に着き、ひたすら、イチゴを摘んで14時から15時に仕事が終わる。

歩合制なので、休みたければ勝手に自分で休んでいいがそんな雰囲気ではないし、まだ摘むのも遅いので、

何度か水分補給をするだけでお昼も取らずに働いている。




一番摘めない人だと時給10ドル程度で一番摘める人で22ドルくらい。




イチゴを摘むのもトロリーに座り、足で地面を蹴りながら自分の両脇にあるイチゴを摘んでいく。

足も腰も肩も首も痛くなるし、体幹も使うらしく腹筋まで筋肉痛になる。

よく分らない、謎のあざも脚にたくさんできていて、プールに行くと色んな人に見られてるのが分かる。。。
(DVや虐待じゃありません・・・いちごです)


取り残しがあると、怖いインド人のおばちゃんが叫んでダブルチェックしろ!!と怒られる。

うぜー…と日本語で言ってる男の子が隣に居て、その人が日本人であることを初めて知った。




みんなは終わった後にお昼ご飯を食べたり、たばこを吸ったりしているけど、私は着いた瞬間に

なるべく軽くてホイールが安定してるトロリーを選び、タイヤに空気を入れ(これマジで大事です。これで一日のテンションが変わる)


話もせずに黙々とイチゴを摘んで、終わったらさっさと帰る。




そして、ドロだらけでシャワーを浴びてから、ご飯をサクッと食べて、プールに行く。

帰ってきてランかバイク。

こんな流れであっという間に一日を終えている。





いちごを摘んでいるときは正直なんでこんなことしてんだ。。と思う。





まさに奴隷のように働いて、地面を泥だらけで這ってる。

体痛くて泣きそうになる。鍛えていてこれなんだから、他の女の子たちはみんな最初どれ程きつかっただろう…と思った。



今までスーパーでなんとなく買ってたイチゴがあぁ…摘んでくれた皆さんありがとうと思うようになった。

何事も百聞は一見に如かずで経験しないと

普段感謝も足りてなければ、人の痛みも苦労も全然考えられずに生活しているんだなと改めて思った。




それからは一人でご飯食べるときも必ず頂きます。を言うようになった。

日本の大事な文化を忘れてはいけないと思った。






もし、自分が目的がなく、オーストラリアに居たいだけで、ファームジョブをするか?と言われたら、

答えはNoだと思う。

ワーキングホリデービザをぶら下げられて、奴隷のように働くくらいなら、絶対に英語を日本でビジネス出来るレベルまで勉強して

お金を貯めるか借金してでもこっちで就労ビザがとれる状態で来た方がいい。

日本での借金はオーストラリアの給料の水準から見ればシェアルームで暮らして、贅沢しなければ返していけるだろう。





ティーンの私に言うなら

英語だけは学校じゃないところでも勉強しろ!

やりたいことはその時にすぐしろ!それをするための努力を惜しむな!!




そんなことを考えながら今日もイチゴを摘んで、トレーニングして、食べて、寝る。

そんなシンプルな生活を送ってます。

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