海外に出てみると、日本の良さを感じるのと同時に日本人は真面目すぎて窮屈なのでは?と思う。
確かに朝から夜遅くまでやっているお店があるのは便利だし、
どんなお店でも笑顔で姿勢よく丁寧な対応をしてくれるスタッフの方々の「おもてなし」は世界最高だと思う。
海外に行くと割とよく見かける光景は、お店の人たちが普通に座って携帯いじって爆笑していたり、
急に電話し始めたりする。
オーストラリアのレジには必ず椅子があるし、座りながら仕事して、ビニール袋など当たり前にくれない。
酒屋さんでビンのお酒を買っても、使用済みの段ボールにボンボン放りこまれる。
私は日本の真面目さも好きだけど、行き過ぎていないか?と感じることがよくある。
みんなも薄々感じているのではないかな?
レジスタッフが立ち続けている必要あるのか?
体調が悪くても休まずに働き続け、残業、飲み会まで強制する必要があるのか?
レジのビニール袋が必要?
24時間営業のコンビニがあんな数必要なの?
自分が苦しい思いやきつい思いをしているから、日本人は他人にも厳しいように思う。
耐える、我慢する=美徳。という考えはそろそろ終わりにしてもいいのではないか?
みんなそれぞれに人生の中で求めているものが違うということを受け入れてほしい。
健康が大切な人もいれば、家族友人が大事な人もいる。
成果に対して集中している人もいれば、お金と自由が大事で趣味に生きている人もいる。
それに正解はなく、みんな幸せの基準は違う。
今、海外に出てきて、海外に住む日本人や海外の人たちの生き方を見ていると今後の日本に住む日本人の生活が不安だ。
少子高齢化が加速し、コロナで経済的な打撃もかなり大きい。
鬱や引きこもり、自殺の多さも先進国の中であまりにも多すぎるのに、今後どうなるのか。かなり心配だ。
日本にいると、人に対して優しさと敬意が足りないのではないかなと感じることが多い。
私の中にもそれがあることを海外に来て尚更実感させられた。
今後、定年を迎えても年金がもらえる保証はないし、
もらえている世代もそれで豊かな生活ができるのか?
おそらく、店員さんやバイトのスタッフに高齢者が入ることも増えるだろう。
せめて、レジに椅子を置いてあげませんか?
立っている必要ないと思うんです…。
今回のコロナでの対応を見ていても、オーストラリアは176億豪ドルを投じて、ロックダウンを開始。
飲食店、パブ、学校、スポーツ施設などを営業禁止、外出禁止、外国人の入国禁止措置を取った。
早い段階でオーストラリアの選手たちは2020年のオリンピックに参加させない意向も表明した。
そして、国民の健康、安全、生活を守り、国民を思う政治であることが強調されていた。
いろんな事情や文化的背景などもあるだろうけれど、緩めるところと締めるところを考え直した方が良いのでは?と感じてしまう。
オーストラリアでは厳しい状況が当面は続きそうだが、出来ることに全力を尽くして
安全に健康にコツコツと生きていこうと思う。
日本は規制が緩い部分もあるが、安全に衛生的に過ごすことを心がけて欲しい。
体調が悪ければ、無理せずに休んで、免疫を落とさないように配慮してほしい。
命よりも大切なものはないのだから。
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