2019年12月。この数年で最も病んでました。
3回も眩暈で倒れてしまい、どんなに疲れても夜眠れない。身体がおかしい…。
脳神経外科、耳鼻科で検査を受けるも何も異常は見つからず。
乗り物酔いも酷く、走ると蕁麻疹が出てしまったり、眩暈でトレッドミルで走ることが出来なかったり外出困難な状況でした。
細々とトレーニング続けつつももうこの身体の状態ではトライアスロンは無理だ。
辞めて、渡豪も諦めて日本で就職しようか…
そんなことを思って、どうスポンサー様方に謝るか…など考えていました。
その時に現在私のコーチ、クレイグ・ウォルトンがその間コーチ契約など交わしていないにも関わらず、
元気にしているか?体調はどう?
いつ戻ってくる?
など頻繁に連絡をくれていました。
時々無視していたのですが(失礼にもほどがあります…反省)、
正直に今の状況を全て話し、
もうトライアスロンが好きじゃないと思う。
辞めようと思っている。と話しをしました。
それに対してクレイグは
君はトライアスロンが大好きだよ。絶対に強くなるから。
身体と気持ちを取り戻せるかまずは戻ってきて僕のもとで過ごしてから判断すればいい。
今君に一番必要な治療は、温かい人間関係の中、良い環境でトレーニングに集中することだ。
そうすれば、身体も気持ちも変わる。
みんな君のことをチームメイトとして待っている。
そう励まし続けてくれました。
こんな状態で行ったら絶対に練習についていけない…。
そんな不安と、でももう今の状況を変えたい。
そんな葛藤を抱えながら、ただ日本から出ていくことを必死に進めました。
でも、
オーストラリアの方が日本よりも物価が高く、コーチング費用に関しては日本の3倍!
収入源を少なくても確保しなければ、あっという間に帰らなくてはいけなくなる。
療養しつつ、自分が海外からでも出来ることを考えていました。
私の場合は今までの収入源もトライアスロンコーチでしかも高卒(高2卒みたいなもの。。)だったので、トライアスロンを教えていくしか出来ることがありません。
振り返ってみると、選手兼コーチとしてこの3年間は過ごしてきていたのですが、私の場合はコーチをすることで得られるポジティブな影響が多かった気がします。
お客様がトライアスロンをより好きになってくれたり、健康的にどんどん若返り、部活を生涯続けているような姿を見ていることがものすごく自分のモチベーションにもなりました。
また、私の日本選手権の際には応援として50人以上集まってくださったり、レースしていてもその状況にも感
動し、この両立の価値をとても感じていました。
何か繋がり伝え続けられるものはないのか。そう考えたときにSNSをしっかり運用していこうと思いました。
まず、ほとんどテレビを見ずにYouTubeでの情報収集を開始しました。
ブログ、YouTube、SNS、プログラミングなどの情報を配信している、マナブさん、イケハヤさん、
海外のトライアスロンYouTubeチャンネルTRIATHLON TAREN、
たまに息抜きとして、同じ八王子出身で動画編集可愛いし明るくて大好きなFUWAちゃん(笑)
などを見ながらトレーニングや食事をするようにしました。
1月10日からTwitterでの発信を真剣にやり始め、それと同時にnoteを開設し、
1月20日に初めて有料note「大人から始める効率の良いクロールに繋がる基礎」を100円で販売。
これをきっかけにTwitterで拡散して頂き、Twitterのフォロワー数も一気に増えました。
正直言って、これは予想外でこんなに話題になると思っていませんでした。
私としては今までパーソナルトレーニングを受講してくださっていたお客様方に売れて、
復習として何度も読み返しできる私が作った教科書になり、その中で使い続けてもらえたら良いな。
3000円くらい売れたらすごいな。くらいの思いでした。
しかし、今となっては全く知らないトライアスリートの方とこのnoteを通じて知り合えたり、
買ってくださった方がトライアスロンデビューの方や水泳初心者の方にまで紹介し、広めてくださり、未だにほぼ毎日売上がある状況です。
こんな風に離れていても誰かの役に立つことができるのか…!という実感は私がトライアスロンをやる意義にも繋がり、どんな治療よりも本当に気持ちと身体を回復させてくれました。
そして、第二弾noteとして、「トライアスロンのスイムってキック必要?」を書きました。
これも、実際にパーソナルトレーニングや朝スイム指導の中でキック苦手な方が非常に多かったことから、まとめておきたかった内容です。
この内容に関しても非常に多くの方にご購入いただき、この第二弾の方から第一弾のnoteも合わせてご購入頂いたり、スイム関連を続けて二作書いたことでより多くの方にリピートして頂けました。
第三作目は私について少しディープなところを知ってほしいなという思いで「精神疾患との付き合い方」について書きました。
この中でも触れていますが私は5年前からPTSD(心的外傷後ストレス障害)と付き合いながら選手生活を過ごしてきました。
どうしても、スポーツ界、体育会系な環境にいると、
弱さ=ダメ、悪
と見られがちで、それに悩んで自分を諦め辞めてしまった選手やジュニアアスリートも多いのではないか。と思い、あまり触れられていない精神疾患についてと自分なりの付き合い方や工夫したことをまとめました。
書いてみると、意外と反響があり、DMなどでもご自身の状況をお話ししてくださったり、応援、励ましも頂き、最初はどう思われるか不安でしたが、あ!この経験も隠さずに出してしまえば、だれか1人でも救われる人がいたんだ!と私自身の気持ちが一番救われました。
誰かの役に少しでも立っているという実感を確かに持てたこと
居場所が出来たこと
私のままでいいんだと思えたこと
これは私にとってこの2か月で一番大きく変わった事でした。
これも日本に居たら、周りの目を気にして書きにくかったり、言いにくかったこともあったと思いますが、
渡豪したことで
まあそんなに会う事もないから曝け出してしまってもいいや。
と思えるようになりました。
結果この2か月でこんな成果がありました。
実家で療養→オーストラリア、ゴールドコースト在住
Twitterフォロワー様 220→750
noteフォロワー様 0→162
note売上 0→62000円
Twitterで知り合えた、オカンであり、トライアスリートであり、ブロガー、ITコンサルまで何でも出来るカッコイイ女✨るみおかんにサポート頂き
オフィシャルサイト、オフィシャルブログ開設
noteで知り合ったスポーツ精神科医、岡本浩之先生と出会い、心が安定
ゴープロ買いたい!とツイートしたら、加藤順也様から送っていただく
移動用マウンテンバイクをゴールドコースト在住の元トライアスリート翔からもらう
こちらに住む日本人の方々から車で買い物に連れて行っていただいたり、
食事を頂いたり助けてもらいまくる
叱られてもチームメイトともコーチとも人間関係の悩みゼロ。
(言葉の壁くらい)
チームメイトが他国籍なので、いろんな国の文化やトライアスロン事情が知れて楽しい。
本当に大きく変化しました。
これはきっと挑戦せずに、日本で引きこもっていたら得られなかった成果と出逢いなので、
自分のやりたいことに必死になってよかったと思います。
結果としてはまだまだですが、私の当面の目標も見えてきました。
ゴールドコーストでまずは1年生活する!
その為に月30万円SNSを活用し稼ぐ!
まずはチーム内でスイム、バイク、ラン、トライアスロン全てのトレーニングで女子トップになる
NoosaTriathlonでトップ10に入る(NoosaTriathlonは世界最大のトライアスロンレースでローカルレースですが、Ashleigh GentleなどWTSレベルの選手も出場します)
英語日常会話は難なくこなせるようになる!
車を買う!
です。
環境を変えることで、収入を得る手段、人間関係、健康、自分への思い込み、周りからの評価
想像もしなかった自分を見つけることができました。
次の目標も今の私にとってはハードルの高い目標ですが、
ここに向かって努力を重ねていきますので、応援を宜しくお願いします。
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